どうぞのたね

“どうぞのたね”は、自家採取した種や、撒ききれなかった種を分かち合う種の交換箱です。

 

どうぞ、お好きな種を持ち帰って、お家で育ててください。そして、種が採れたらまた交換箱にお裾分けしてください。


どうぞのたねの始め方

たねを贈る人

  • 植物の名前を書いた封筒や瓶に種を入れ、箱の中においてください。
  • 「どうぞノート」に、植物の名前や想いなどをご記入ください。
  • できるだけ次世代につなげることのできる固定種の種をお贈りください。

<!ご注意!>

 

交配種(F1)や一部の固定種など、登録(および出願中)された種子は、種苗法により譲渡が禁じられています。詳細は農水省のホームページ等で確認できます。

 

http://www.hinshu2.maff.go.jp/act/seido.html

 

たねをもらう人

  • 必要な分の種をお取りください。
  • 「ありがとうノート」に、いただいた種の名前や想いなどをお書きください。
  • おうちで栽培して種が採れたら、また“どうぞのたね”にお持ちください。

※種の品質に関する保証はできません。

 

どうぞのたねを設置する人

お店、カフェ、公民館など、”どうぞのたね”を置いてくれる場所を募集しています。最初の種は基本的にはご自分でご用意いただきますが、少なくても構いません。


タイミングによっては、お分けできる種があるかもしれません。

 

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください!



どうぞのたねの想い

”どうぞのいす(作:香山 美子 出版社: ひさかたチャイルド)”という絵本をご存じですか?

 

うさぎさんの作った小さな”どうぞのいす”をきっかけに「どうぞというなら遠慮なく」「あとの人にお気の毒」という動物たちの小さな親切と分かち合いの気持ちがリレーとなってつながっていく楽しい物語です。

 

私たちの命の源である”種”の多様性は20世紀に94%が消失したという研究があったり、種苗法の改定など、種を取り巻く環境は深刻かもしれません。

 

だけど、”どうぞのたね”も”どうぞのいす”のように、楽しみながら、自分たちのできることを少しだけ。それが結果的に種を守ることにつながり、そしてまた、種をきっかけに、コミュニケーションやさまざまな体験も広がっていくと良いなと思っています。


どうぞのたね設置場所

  • オハナヴィレッジ    広島県江田島市大柿町大原1393  ☎090-9466-4518(菊田)
  • 黄色いオハナハウス   広島県広島市西区井口台3-16-16  ☎070-5055-5623(藤本)

 設置場所は随時募集しています。お気軽にお問い合わせください。


コンポストのすすめ

生ごみが、水や太陽、微生物の力で栄養たっぷりの土に、そして美味しい野菜に代わるよ!コンポストで美味しい生命の循環を体験しよう!

必要なもの

  • 容器(段ボールやバケツなど)
  • 基材(米ぬか、わら、もみがら、ピートモス、落ち葉、土など)

設置場所などを考慮して手に入りやすいものを選びます。虫はカバーで予防します。まずはスタートしてみましょう!

1.基材を準備する

容器に基材を入れてまぜます。 

2.生ごみを投入します

毎日、サックリとかけ混ぜます。

 

生ごみは、真ん中にくぼみを作って投入してから基材をかけます。

基材は適度な湿り気(60%程度)に調整します。目安としては、ギュッと握ると固まるけど、つつくとほろりと崩れるくらいです。

人間が食べられるようなものは夏場なら1~2日で分解します。

 


3.分解を促すコツ①

小さく切る!

 

60度前後が数日続くと良質な堆肥になります。

生ごみは出来るだけ小さく切ると、微生物が分解しやすくなります。

4.分解を促すコツ②

タンパク質、油分、糖分を足す!

 

野菜くずだけだと、微生物の栄養が足りない場合があります。その場合は米ぬか、肉や魚など動物性の生ごみなどを足しましょう。

5.分解を促すコツ③

太陽と空気を利用する!

 

 太陽の熱を利用して温度を上げたり、適度な湿度を保ったり、空気をおくって、微生物の働きを活性化させましょう。


6.熟成期間に入る

2~3か月経つと温度が上がらなくなるので、生ごみの投入を止めて熟成期間に入ります。(使用期間は投入量などで前後します。)
2~3日おきにかき混ぜて、乾いたら少量水を足します。

熟成期間は4週間以上~

7.堆肥を利用する

できた肥料は、2~3倍の土と混ぜて、畑や家庭菜園用の有機緩効性肥料、または土壌改良剤として使えます。

参考:生ごみについて

家庭ごみの69%は可燃ごみ、そのうち生ごみは約40%です。

また、生ごみの80~90%は水分であるため、燃焼効率がとても低く、処理するために多くのエネルギーが必要です。

水分90%のゴミ1kgを燃やせるまで乾燥させるのに約100mlの灯油が必要だともいわれます。


もし、コンポストができなくても、できるだけしっかりと水分を切って捨てるように心がけるといいですね。